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釣りの思い出  Ⅱ   

小学校高学年から高校にかけて、僕は西洋カブレ&スポーツ少年だった

自宅から遠い学校だったので、友人とは学校でしか会えず、放課後はいつも暗くなるまで
いくつかのスポーツに熱中し、学校行事のときは深夜近くまで

家ではキャッシュボックスのヒットナンバーをチェックし、いずれNo1になる曲を予想し友人と意見交換
No1になったものには「興味なし!」

中学1年の頃にはサガンを、高校ではカフカ読んでは友人に解説したり・・・(プップッ!笑)
今思うと、ただ早熟と欧米文化通気取ってただけで、文学の何かもわかってなかったけど
その頃は自分では「かっこいい!」と

大学に入って同級生には何の興味もなく、刺激多き巷間を徘徊していたある日
住んでいたところの近くを歩いていて、同級生の一人が車のトランクから釣り道具を取り出しているのを
見かけて声をかけ、彼の友人達(同級生)との交流の扉が開いた

偶然にも皆釣りが好きで最初の釣行は天草の大江だった
クロ(関東ではメジナ)の30cm前後を一人・30匹前後を釣り、何かがはじけた

以後、友人とや一人で海・渓流・湖・池と、中古の軽に乗って魚との出会いを求めて放浪
いつの間にか友人たちから「水溜りを見ると釣り糸をたれる男」と言われるようになっていた

これを書いていると釣り糸を垂れたいろんな場所・場面がよみがえる
最も通ったのが天草のチヌ(クロダイ)釣りと五家ノ荘のヤマメ釣り

貧乏学生の釣りは工夫を誘い、釣竿を自分でいろんな釣り向きに改造したり、天草では
有料道路の料金徴収時間が終わるのを待って橋を渡ったり(少し前に徴収所から呼び込んでくれた)
夜明けの景色、日没の海、夜の堤防の上で眠り、夜の海に集まる魚・カニ・えび・イカを見ながら・・

五家ノ荘でのヤマメ釣りは厳しく、川の中を進み、滝の脇を登り、一日の釣行では何回か
川に落ちる
落ちながら深そうなところを狙ってジャンプ!

ヤマメ釣りは春先以外はルアー専門だったのでルアーも自分で作ってた

今思うと良く今まで生きていた!なんて馬鹿なヤツなんだ!

あの頃の釣りに注いだ情熱はどこから来ていたのだろう?

to be continued

by hobasira | 2005-05-13 22:01 | 思い出

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