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タミフル事情   

鳥インフルエンザがいずれ大ブレイクするだろうと言われる中でインフルエンザのシーズンに入った

先進各国がタミフルの備蓄に走る中、日本ではタミフルが出荷停止になっていると言う
ニュースを聞いて少しこの辺の事情をお勉強してみた

これまでは欧米諸国ではインフルエンザは「寝て治す病気」だったそうで
タミフルの消費の8割は日本でしかない現象だったようだ

ところが高病原性鳥インフルエンザウイルスH5N1が人間に感染した場合SARSより厳しく
症状が出て2~3日で死亡するため、にわかに対策としてタミフルの備蓄に一斉に動き出した

高病原性鳥インフルエンザウイルスに対するタミフルの効果は病気治療の現場では
確認されておらず、実験として確認されているに過ぎないそうだが・・・

今年の初めにオランダで鶏の間にH7N7の鳥インフルエンザがブレイクしたそうだ
人への感染力や人間同士での感染力も強かったが病源性は弱かったようで大事には至らなかった

インフルエンザウイルスは突然変異を繰り返すためワクチンの効果が少なかったりするそうだが
高病原性を持つものの人間同士での感染力の弱いH5N1と病原性は低いが人間同士での
感染力の強いH7N7の悪い方の性質を併せ持つウイルスの出現が恐れられている

流行が起こると日本でも数十万人の死者が出るだろうと予測されている

日本でのタミフルの備蓄目標は2500万人分で人口の2割くらいか
欧米では5割くらいを目標にしているところも多く増産体勢になっているようだが
このシーズンの日本への供給は従来のどれくらいまで落ち込むのだろうか?

タミフルの効果は普通のインフルエンザの場合、普通の風邪か軽い風邪程度で済むという

タミフルが品薄ならかからないのが一番だがワクチンも重要だろう
効果は50~80%くらいで乳幼児や老人では50%くらいだとか

インフルエンザにかからないようワクチンを射ち、人ごみを避け、うがいや手洗いを
しっかりしようと思った

H5N1に対するワクチン製造へのアプローチが日本でも始まっていて
年明けにも人への試験が始まるらしい

by hobasira | 2005-12-07 19:44 | 暮らし/社会

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